DIYコーティング手順概要

太陽ポリマー施工セットの説明

新車のまんまに挑戦セット』は超新車用です。
まあまあの車用セット』は、そのネーミング通りまあまあの車に使用します。
まあまあ以下のものは『少し痛んだ車用セット』でやりましょう。

『まあまあ』と一言で言っても人それぞれ主観が違いますから、『まあまあ』も人それぞれです。そこで、一応ここではワックスを掛ければ簡単に綺麗になる(と自分が思っている)車をまあまあの車…ということにしてあります。太陽ポリマーは状態の保存が最大の任務ですから、最低限カーオーナーの方が『綺麗』と思える状態の車に施工しないと、『今の状態を取っておく』意味がありません。したがって対象は『ほぼ新車』『洗車をすれば綺麗』『ワックスを掛ければ簡単綺麗』の範囲の車です。→『まあまあの車用セット
この範囲の車をお持ちの場合でも、もう少し状態をアップさせてから保存したい場合や、『ワックスをかけた時だけ綺麗』の車は『少し痛んだ車用セット』を選択して下さい。

(ワックスをかけても今二つ、今三つ…は一応除外です。一度プロショップで磨いてもらうとビックリするぐらい新車チックになります。)

※上記セット商品はバラで購入するよりも大幅に割安で、超お買い得価格のおススメ品ですが、色々なものが入っているため結構高価です。→資材購買部/お徳用セット商品のページ

※試し施工や練習施工ならばバラで必要最低限のものを少量購入しましょう。

◆新車→太陽ポリマーセット・クリスタル5セット・ピンクダイヤモンドセット・クリ5&太陽重ね塗りセット・ピンク&太陽重ね塗りセットがおススメです。

◆中古車→ストロンガーセット・ストロンガー&太陽ポリマー重ね塗りセットがおススメです。

一般的カーコーティングの基本手順(参考)

  1. 汚れていれば洗車(普通に洗車)
  2. 鉄粉・ピッチ・塗装ミストが付いていれば除去(鉄粉除去剤・粘土・粘土バフ・ピッチクリーナーなど)
  3. 酸化被膜・キズ等を研磨除去(各種コンパウンド・バフ・ポリッシャ−)して、ピカピカにする。
  4. 洗車もしくは脱脂と呼ばれる作業で、3で使用の液剤による一時的な光沢成分を除去し、地肌のピカピカを確認する。
  5. お化粧無しでピカピカ素肌の塗装面にコーティング剤を塗布(液剤によってはポリッシャ−を使用)
  6. 日頃の洗車やお手入れライフ

上記は中古車に本格的コーティング(ポリマー加工)を施す時の基本手順ですが、太陽ポリマーのセットだけではこの全てをカバーすることは出来ません。太陽ポリマーが平均的プロ以上なのは4のコーティング部分だけですから、2や3も自分の出来る限りの秘術を尽くして、出来る限り綺麗にしてから4に進んだ方が良いことは間違い有りません。一部のマニアな人の中には2や3の技術もそこそこ持っている人がいますが、こういった人達は太陽ポリマーのセットだけで、いわゆるプロ要らず状態になれるはずです。また普通の人でも本格的磨き(復元)を必要としない『新車』や『ほぼ新車』ならば同様なわけです。

しかし、普通の人で運良く、今丁度新車を手にしている人は(確率的に)ほんの一部なわけですから、ほとんどの人は何らかの復元作業をした方が太陽ポリマーの価値も高まります。また、こういった努力・工夫をしてみることも楽しいカーライフを演出する一つの重要なファクターだと思います。

素人でどれくらいの事ができるか?

太陽ポリマーをコーティングする場合、『取っておく元の状態』を自分の力で出来る限り良い状態に復元しておくことは重要です。同じように保存するとして、保存する前の元の状態が良い・中ぐらい・いまいち・悪い…では当然『取っておく価値』に違いがあります。

それでは、(技術レベルは人それぞれとしても)どうやれば(各自の出来る範囲で)なるべく良い状態を作れるのかを考えてみましょう。

2の鉄粉やピッチ・タールなどの付着物について

鉄粉は鉄粉除去剤や粘土で落とすことが出来ます。ピッチ・タールは粘土や専用クリーナ、灯油などでも簡単に落とせます。建築現場などで浴びてしまった塗装ミストは粘土で落とします。
この工程については特に難しくは有りませんので、やる気が有るか無いかの問題です。ただし粘土を使う場合は薄っすらキズが入る場合がありますので、『取れる範囲でいいや』…と妥協するならばケミカルのみでやればキズが入ることはありません。ユーザーレポートにも有るように洗車職人で洗っただけでも極軽微な鉄粉なら落ちる場合もあります。

※鉄粉を落とす力:粘土>鉄粉除去剤>洗車職人

3の研磨とか磨きと呼ばれる工程について

さて、塗装面にこびり付いていた付着物を除去したならば、今度は塗装自体の痛み(酸化してしまった部分やキズ)を何とかする番です。ここで通常プロならば、大き目のキズは少し荒いコンパウンド、細かいキズならば超微粒子のコンパウンド…というように使い分けて、最終的に新車並みかそれ以上に見えるように仕上げます。この『キズの具合を目安にした磨き工程』で酸化被膜も同時に除去されてしまいます(余程中の方まで酸化が進行していない限り)。酸化被膜が除去されると塗装は元の(新車時の)色艶に蘇えります。

ただし、車種によっては構造上の欠陥によって、エンジンの熱が強烈に作用し裏側から塗装が焼けてボンネットの真中辺だけ色あせていたりしている場合がありますが、こういったものは幾ら削っても下まで変色していますから良い面は一生出てきません。

こういった(上記のような)本格的磨きの練習は、当HP内で磨きのコーナーがオープンするまで待って頂くとして、ここでは普通の人が手作業でできる範囲の中で、良い作戦を考えてみましょう。

まず、セットの中に入っている洗車職人などの能力を知っておく必要があります。 これらは、酸化被膜除去剤と呼ばれるように、すでに腐ってしまった塗装表面を除去するのが仕事です。ユーザーレポートで『ビックリするぐらいきれいになった』と言っている人が多いのは、完全では無いまでも酸化被膜が除去されたことで、塗装表面のくすんだ腐れ膜が無くなり、喜べるレベルまで色艶が復元したからです。でも、キズを無くす能力はありませんから、太陽下地剤&太陽ポリマーだけで処理する場合のキズへの対応は、太陽ポリマーのキズ埋め効果に期待するしかないわけです。
太陽ポリマーのキズ埋め効果は、どのコーティング剤よりも何十倍も凄い(膜厚の差)ことは確実なのですが、油分で一時的にごまかす(洗えばまた出てくる)というお手入れ用品的発想の無い製品ですから、必ずしも『埋まる=消える』にはなりません。逆に、太陽ポリマーで(余剰分を洗車で除去後も)ちゃんと消えたキズは『もう無くなった。修理完了。』…と思って頂いて大きな間違いはありません。

教訓お手入れ用品はキズが消えてもまた出てくる。
    太陽ポリマーはキズが消えた場合は修理完了。

次に、キズ埋め1について検証してみましょう。このキズ埋め1というのは、プロが『3倍以上仕事が速くなった』と絶賛している特殊樹脂配合のキズ埋めタイプの研磨剤と同じ品です。先にスポンジで軽く塗っておいてから布でこすればOKです。縦横にこすることと、最後まで(液剤がほとんど無くなるまで)拭き続けて液剤を切ることです。これをやれば細かいキズは全部なくなります。一度で消えなかった分は二度三度と繰り返すしかありませんが、どこまでやれば気が済むかはその人次第ですから特に言及しません。もちろん同時進行で酸化被膜も結構除去できますが、その点に関してはクイックに一歩譲ります。

クイックはキズ埋め効果はキズ埋め1に少し負けますが、綺麗にする磨きという観点から見ればこちらが上です。特にキズ以外の除去したいものが多い場合はまずこれで磨きましょう。キズ埋め1は綺麗だけど薄っすらキズだけが残っているような状態に使用するのがベストです。

誰でもできる範囲のコーティングフルコース

実際にフルコースを行なわない場合でも、下記を参照すれば自分のやる作業がどの段階の、何を目的としたものかが分かった状態でできるのではないでしょうか。

  1. 汚れていれば洗車(普通に洗車)
  2. 鉄粉・ピッチ・塗装ミストが付いていれば除去(鉄粉除去剤粘土ピッチタールクリーナーなど)
  3. クイック、キズ埋め1で酸化被膜・キズ等を研磨または埋めて、ピカピカにする。
  4. 洗車職人で洗車し、3で残った酸化被膜をもう少し除去、同時にコポリマーによる下地調整で太陽ポリマーの受入体制を良くする。
  5. 下準備の出来たピカピカ素肌の塗装面に太陽ポリマーを塗布し仕上げる。
  6. 日頃の洗車やお手入れライフはおちゃのこシャンプー・洗車職人・ピカウォッシュでたまに洗っていれば良い。さらに光沢を出したい人や、何か塗らないと気が済まない人はおちゃのこリンスがおすすめです。光沢派ならゴールドリンスやさらにすごいコロピカもおススメです。

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